• 婚活アドバイザーの仕事内容は?
  • 結婚相談所の仕事はきつい?
  • 婚活アドバイザーに向いている人は?

こういった疑問に答えます。

結婚相談所は、連盟に加盟した時点で加盟金が数十万円から200万円以上かかり、そのお金は1円も返ってきません。適性を確かめないまま開業すると、加盟金と準備に費やした時間の両方を失います。

高野智弘
高野智弘
ぼく自身、2024年1月にIBJへ約200万円の加盟金を払って開業し、約1ヶ月で辞めました。集客に困ったからではありません。ぼくは集客が本業です。向いていなかったのは、接客、つまり会員サポートのほうでした。

その後も結婚相談所専門のWebマーケターとして、200社以上の結婚相談所の集客を支援してきました。いまは年商1億円を超える結婚相談所のコンサルティングも担当しています。

本記事では、婚活アドバイザーの仕事内容・お金事情・向き不向きを徹底解説します。

婚活アドバイザーとは?仲人・婚活カウンセラーとの違い

婚活アドバイザーとは、会員の婚活を入会から成婚までサポートする仕事です。婚活カウンセラー、仲人、成婚コンシェルジュとも呼ばれますが、すべて同じ職業を指します。本記事では「婚活アドバイザー」で統一します。

働き方は大きく2つあります。自分で結婚相談所を開業するか、既存の結婚相談所に就職するかです。就職先には大手と個人経営の2種類があり、雇用形態も正社員・パート・業務委託とさまざまです。

そして仕事の中身は、「会員サポート」と、営業を含む「集客」の2つに分かれます。この2つに対応して、必要な適性も会員サポート適性とビジネス適性の2種類になります。

どちらが欠けてもうまくいきません。

高野智弘
高野智弘
ぼくの場合は、ビジネス適性はあったのに、会員サポート適性が欠けていました。集客は本業なので得意でしたが、会員さんの人生の決断に毎日向き合い続けるのが向いていなかったんです。

婚活アドバイザーの仕事内容【10の業務】

婚活アドバイザーの仕事は、入会前から成婚まで10の業務に整理できます。

婚活アドバイザーの10の業務
  • 集客・営業
  • 入会前の無料相談
  • 活動設計とプロフィール作成
  • お相手探しのフォロー
  • お見合いの調整と結果の取り次ぎ
  • 定期面談・日々の相談
  • 交際とプロポーズのフォロー
  • お相手アドバイザーとの連携
  • トラブル対応・休会や退会の対応
  • 事務作業全般

開業した場合は、これらを全部1人でやります。就職した場合は役割分担で進めることが多くなります。

会員サポートの仕事

プロフィール作成では、写真選びや自己紹介文の添削をします。写真撮影に同行するケースも珍しくありません。

交際のフォローでは、デートのあとに会員の感想を聞き、LINEの文面を添削することもあります。プロポーズの練習相手になることもあれば、お断りを代わりに伝えることもあります。

意外に思われるのが、お相手アドバイザーとの連携です。会員同士では分からない本音を、アドバイザー同士が裏側ですり合わせています。

会員情報の登録やお見合いの進捗管理はシステムで行うため、パソコンやスマートフォンに向かう時間もあります。

集客・営業の仕事

IBJやTMSなどの連盟に加盟しても、会員は紹介されません。ホームページ、SNS、YouTube、紹介、広告などで、自分から見込み客を集めます。

就職する場合は、集客の土台を会社が持っているため、ゼロから見込み客を集める必要はありません。ただし求人によっては入会目標を持つ営業的な役割を求められるため、募集内容は個別に確認してください。

婚活アドバイザーの1日|就職と開業のスケジュール比較

同じ婚活アドバイザーでも、就職と開業では1日の過ごし方がまったく違います。

就職する場合

会社の営業時間に沿って働き、担当業務も分担されています。

ただし注意点があります。大手に就職すると、アドバイザー1人で50名前後の会員を担当することもよくあります。この人数では、一人ひとりにじっくり向き合う時間は取れません。

「この会員にはもっとこんなサポートをすれば成婚できるのに」と歯痒い思いをすることもあります。手取り足取りの手厚いサポートを想像している方には、大手はミスマッチになりやすいです。

開業する場合

副業で開業した場合の、平日の流れです。

時間帯やること
(出勤前)会員からのLINE・お見合い打診への返信
昼休みお相手アドバイザーとの日程調整
(帰宅後)Zoom面談・プロフィール添削・情報発信
土日お見合いの立ち会い・無料相談・成婚フォロー

稼働時間の目安は、目標の月商で変わります。月商100万円を狙うなら平日3時間・休日8時間、月商30万円なら平日2時間・休日5時間が目安です。

働く場所は自宅で問題ありません。面談はZoomやカフェで成立するため、必ずしもオフィスを契約する必要はありません。

ただし月30万円以上を狙う地域密着型なら話は別です。SEO対策とMEO対策のために、レンタルオフィスを用意した方がいいケースもあります。

結婚相談所の仕事がきついと感じる場面TOP5

結婚相談所における婚活アドバイザーのきつい仕事内容をご紹介します。

第5位:依存してくる会員への対応

婚活中は不安がふくらみやすい時期です。「昨日のお見合い、脈はあったのでしょうか」という確認の連絡が、深夜に届くことがあります。

仕事の愚痴や家族の悩みといった、婚活と関係のない相談が続くケースも珍しくありません。放っておけない性格の人ほど抱え込みやすい場面です。

高野智弘
高野智弘
開業するなら、「電話は週1回30分まで」「LINEの返信は翌営業日」など、対応の上限を最初から契約書に書いておけば防げます。

第4位:対応の悪い同業アドバイザーとの連携

日程の返事が1週間たっても来ない。お断りの理由を教えてもらえない。連絡の遅い同業者に当たると、あなたの会員が待たされ、あなたが代わりに謝ることになります。

業界内は横のつながりが強いため、困ったときは先輩アドバイザーに相談できる環境があります。

第3位:クレーマー対応

「1年活動して成婚できなかったから会費を返してほしい」という理不尽な返金要求を受けることがあります。事実ではない口コミを書かれることもあります。

背景として、結婚がなかなか決まらない方は何かしらの課題を抱えているケースが多く、高圧的な言動をする方も一定数います。

婚活アドバイザーは接客業なので、ゼロにはできません。ただし開業する場合は、入会審査をしっかり行い、料金を安くしすぎないことで、ある程度は予防できます。安さで集めると要求の多い会員が集まるからです。

就職する場合は、会社のルールと先輩の対応例があなたを守ってくれます。

第2位:頑固すぎる会員へのアドバイス

写真を変えましょうと提案しても、変えてくれない。話し方を助言しても、お見合いで同じ失敗を繰り返してしまう。

よかれと思ったアドバイスが届かないもどかしさは、想像以上に消耗します。

ここまでの第5位から第2位までの4つは、就職しても開業しても起こります。会員サポート適性の試験だと考えてください。

第1位:集客【開業した場合のみ】

個人経営の婚活アドバイザーが最も苦しむのは、会員サポートではなく集客です。

実際、開業した人の撤退理由の第1位も、会員を集められないことです。就職するなら集客は会社の仕事なので、この問題は起こりません。

婚活アドバイザーに向いている人|適性は2つで判断する

結婚相談所の仕事に向いている人かどうかは、会員サポート適性とビジネス適性の2つで判断します。

まず会員サポート適性です。結論から言うと、婚活アドバイザーに憧れている時点で適性はほぼあります。そもそも人の相談に乗りたい人が選ぶ仕事だからです。

高野は開業前の方を含めて200名以上の相談に乗ってきましたが、適性を感じたのは9割以上でした。友達や知人から「カウンセラーに向いてるよ」「聞き上手だね」と一度でも言われたことがあるなら、なおさら自信を持ってください。

しかも会員サポートの力は、連盟の研修を素直に実践すれば合格点まで届きます。

一方のビジネス適性は、個人差が激しいのが実情です。集客は連盟のアドバイスどおりにやってもうまくいくとは限りません。成功している結婚相談所を真似ても、前職も予算も地域も目標も違うため、失敗するケースが多くあります。

部活と同じで、全員が同じ練習メニューをこなしても、レギュラーと補欠に分かれます。

つまり、開業に向いているかどうかは「集客できるか」でほぼ決まります。一番危ないのは、会員サポート適性だけがある人です。

そのうえで、婚活アドバイザーに憧れている方には3つの選択肢があります。

婚活アドバイザーを目指す3つの選択肢
  • 開業する(人の相談に乗るのが好きで、お金と時間を投資する覚悟がある方)
  • 就職する(開業資金や作業時間の確保がまだ難しい方。現場を知ってから独立する方も多い)
  • 今は準備に徹する(性格ではなく「今の状態」の問題。準備が整えば結果は変わる)

なお、婚活アドバイザーの仕事をまるごとやりたいなら、開業が一択です。就職先の多くは、入会前の営業だけ、入会後のサポートだけ、事務だけと職種が分かれているためです。

自分がどれに当てはまるのかを正確に知りたい方のために、10個の質問に答えるだけで3分で判定できる無料の適性診断をご用意しました。

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婚活アドバイザーの平均年収は?就職300万円と開業の二極化

年収は、就職と開業でまったく別物になります。

就職する場合

正社員として就職する場合、年収300万円程度が相場です。パートや業務委託といった働き方もあり、雇用形態によって報酬の仕組みは変わります。

安定している一方で、担当会員数や成婚数を増やしても収入が大きく跳ねることはありません。

開業する場合

収入に上限はありませんが、現実は二極化しています。

高野の肌感では、月商100万円以上は1%、月商20万円以上でも3割ほどで、売上0円の結婚相談所が25%あります

IBJの決算資料から推定すると、加盟店の平均月商は30〜40万円規模です。ただし平均は中央値ではありません。100社のうち1社が年商1億円で99社が0円でも、平均は年商100万円になります。

「普通にやれば平均くらいは稼げる」という思い込みが、一番危険です。

ただし、本気で努力している人に限れば、月商20万円以上に届いているのは約5割です。集客支援200社以上の経験にもとづく高野の推計であり、売上を保証するものではありません。

二極化しているのは能力の差ではなく、やったかどうかの差です。詳しい売上分布は、結婚相談所が「ぼろ儲け」と言われる3つの理由【独自データあり】をご覧ください。

結婚相談所の求人で確認すべき3つのこと

結婚相談所への就職を考えるなら、求人票で3つの点を確認してください。同じ婚活アドバイザーという肩書きでも、勤務先によって任される仕事の範囲がまったく違います

就職先は、大手の直営店と個人経営の結婚相談所に分かれます。雇用形態も正社員、パート、業務委託とさまざまです。

①担当する業務の範囲

求人票の業務内容が、カウンセラー業務のどこまでを含むかを見てください。

就職先の多くは仕事を分担しています。入会前の営業だけを担当する職種、入会後のサポートだけを担当する職種、事務だけを担当する職種に分かれていることが珍しくありません。

想像していたカウンセラーの仕事が、まるごとできるとは限らないということです。入会から成婚まで一貫して伴走したいなら、担当範囲を面接で必ず確認してください。

②雇用形態と報酬の仕組み

正社員として就職する場合、年収は300万円程度が相場です。安定している一方で、成婚数を増やしても収入が大きく跳ねることはありません。

パートや業務委託では報酬の仕組みが変わります。固定給と歩合の比率を、契約前に確認してください。

③1人あたりの担当会員数

大手では、カウンセラー1人で50名前後の会員を担当することもあります。この人数では、一人ひとりにじっくり向き合う時間は取れません。

手厚いサポートをしたい人ほど、担当会員数の少ない職場を選ぶべきです。面接では「1人が何名を担当しているか」を必ず聞いてください。

よくある質問

資格は必要ですか?

就職でも開業でも、資格は不要です。実務は連盟の研修や勉強会、先輩アドバイザーから習得できます。

「婚活アドバイザー認定試験」などの民間資格はありますが、必須ではありません。開業する場合は、資格の勉強より集客の勉強を優先してください。

未経験でもなれますか?

なれます。IBJ本部の調べでは、開業者の96.9%が未経験スタートです。

業務は研修と最初の数名で身につきます。就職の場合はマニュアルと先輩の指導があるため、さらにハードルが下がります。

副業でもできますか?

できます。会社員を続けながら開業し、軌道に乗ってから本業に切り替えるオーナーは多くいます。

ただし副業「感覚」では続きません。開業初期は平日3時間・休日8時間が目安で、時間を確保できない場合は、その分をホームページや集客への投資でおぎなう覚悟が必要です。

会員獲得はどうすればいいですか?

連盟に加盟しても、集客は全部自力です。勉強会はありますが、全加盟店共通の一般論までなので、ライバルも同じ内容を教わっており差がつきません。

学ぶべきことは2つあります。1つ目はコンセプトで、「誰の、どんな悩みを、どう解決するのか」を言葉にすることです。高野の体感では、これが固まっている結婚相談所は5%未満です。

2つ目は、検索に強いホームページを作ることです。高野が300社以上のホームページを分析したところ、約7割はSEO対策ができていませんでした。だから後発でも勝てます。

商圏に合った集客方法の選び方は、結婚相談所の集客方法は「商圏」で決まるで解説しています。

開業するならどの連盟がおすすめですか?

予算に余裕があるなら、基本はIBJで問題ありません。会員数が最多のため、会員に紹介できるお見合い相手が多くなります。

ただし加盟金で予算が尽きるなら、TMS・BIU・NNRなどを選び、浮いた分をホームページと集客に回した方が結果は出ます。IBJで失敗する典型例は、IBJフランチャイズ開業で失敗する原因TOP10にまとめています。

婚活アドバイザーとして開業したい方へ

開業して最初にやるべきことは、コンセプト設計です。「誰の、どんな悩みを、どう解決するのか」が決まらないと、集客施策も料金もサポート内容も決められません。

実例があります。連盟の勉強会にフル参加し、先輩アドバイザーの助言どおりに1年間集客した方は、問い合わせが年2件、入会は知人1人だけで、開業1年2ヶ月で廃業されました。努力不足ではなく、教わった集客が誰でも知っている一般論だっただけです。

高野智弘
高野智弘
ぼくはこれまで、結婚相談所のホームページを160社制作してきました。150社以上のコンセプト設計をしてきましたが、強みが見つからなかった結婚相談所は一社もありません。差別化できていないのではなく、まだ言語化できていないだけなんです。

一方で、人口の多くない地方で完全初心者だった40代の方が、開業から約1年で月商約35万円に届いた例もあります。正しく学べば届く数字です。

いま、コンセプト設計の考え方や、あなたの商圏で何から始めるべきかを高野に直接相談できる無料の「ぷちコンサル」を実施中です。

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